自動車の審査

保安基準の審査については、自動車技術総合機構がすることになっている。そのため、審査の合否については、国土交通省は手を出さない。解釈は国土交通省。

国産は受付日が金曜、輸入車は月曜と火曜にヒヤリングを行い、次の週の水曜日に受付日。受付とは試験項目が定まり、申請を行える状態になること。

https://www.naltec.go.jp/publication/regulation/fkoifn0000000ljx-att/fkoifn0000000ozh.pdf

ヒヤリングでは、ワースト条件か全ての条件の説明を行う。前提として、大枠の全ての基準を理解していることが必要。わかっていないと、かなりの議論が必要になり、予定通り受付ができない。ただ、わかれば定型的なところに落ち着く。

ミーティング等が終わり受付後、試験日の設定ができたらば、試験場所についてセット。

  1. 試験の一部は、審査部(調布 or 熊谷)で試験が可能。また、メーカーサイドでの試験も可能。審査部で実施の場合は、機器の校正等の証明が不要(彼らの施設なので)。
  2. 試験時には使用する車両の説明を行う。車台打刻、原動機打刻、装備されているもの、タイヤの設定、空気圧、燃料の量、場合によっては提出している認定書の番号等の確認も行う。
  3. 使用した試験の校正結果の提示(尺、重量計等)
  4. 議論や講評

特段難しいものはない。準備をしていれば大丈夫。

不合格の場合は、不合格の原因の説明を行い、再試験のセットを行う。決裁の1週間前程度までに試験が終了していないと、決裁が終わらない。

(型式についての指定に係る独立行政法人自動車技術総合機構の審査)
第七十五条の五国土交通大臣は、第七十五条第一項に規定する自動車の型式についての指定、第七十五条の二第一項に規定する特定共通構造部の型式についての指定及び第七十五条の三第一項に規定する特定装置の型式についての指定に関する事務のうち、当該自動車及び当該特定共通構造部の構造、装置及び性能並びに当該特定装置が保安基準に適合するかどうかの審査を機構に行わせるものとする。
2機構は、前項の審査を行つたときは、遅滞なく、当該審査の結果を国土交通省令で定めるところにより国土交通大臣に通知しなければならない。

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